営業職だからこそわかる!転職エージェント/ヘッドハンターが音信不通になる理由|40代の転職リアル

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転職エージェントが音信不通になる理由を営業職目線で読み解きます。
ラフ
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「面談までは丁寧だったのに、ある日を境にパタッと連絡が途絶えた…」
転職エージェントやヘッドハンターとのやり取りで、そんな経験をしたことはありませんか?

最初は「忙しいのかな」と思っていたけれど、1週間経っても音沙汰がない。 メールを送っても既読スルー。電話もつながらない。 ──この“音信不通”に、モヤモヤした経験を持つ営業職の方は少なくありません。

しかし冷静に考えると、実はこの状況…営業職であれば「理由がわかる」はずです。なぜなら、転職エージェントもあなたと同じく“営業職”だからです

本記事では、営業職だからこそ理解できる「転職エージェントやヘッドハンターが音信不通になる理由」を、営業心理と業界構造の両面から具体的に解説します。最後まで読むことで、「連絡が来ない不安」を「次へ進む判断力」に変えることができるはずです。


転職エージェントは一気通貫タイプの場合、営業職である

転職エージェントには、大きく分けて「分業型」と「一気通貫型」があります。
分業型は、企業担当と求職者担当が別々。我々の窓口となるキャリア担当は採用企業へ営業にはいきません。一方で、一気通貫型は企業への営業・求人獲得から、求職者の面談・推薦・交渉までを一人で担当します。

つまり一気通貫型のエージェントは、まさに“営業職”です。
良い方は悪いですが、「採用企業=お客様、求職者=商品」です。

彼らも目標(=成約件数・売上)を追っており、成果によって評価や報酬が決まります。 求職者は「支援対象」であると同時に「案件」でもある──この構造がある以上、動きに“優先順位”がつくのは当然です。

言い換えれば、彼らも「売上を上げるために誰に時間を使うか」を考えて行動しています。 営業経験者なら、この感覚は痛いほど理解できるはずです。


営業職の心理は営業職ならわかる

営業職であれば、常に「見込み度の高い顧客」「低い顧客」を見極めていると思います。 「この人はすぐ決まりそう」「この案件はまだ先」と判断し、時間の使い方を変える──まさにそれと同じことをエージェントもしています。

つまり、エージェントにとって求職者は「案件」であり、優先順位は「決まりそうかどうか」で決まります。 これは冷たい話ではなく、ビジネスとしての現実。営業という職業に共通する“効率の追求”です。

だからこそ、営業職のあなたなら「なぜあの対応になったのか」を冷静に理解できるはずです。


音信不通になる理由

① 応募企業からの反応が悪い

紹介した企業からレスポンスがなかったり、書類選考で落ち続けている場合、エージェント側もフォローの優先度を下げていきます。 営業で言えば、「提案しても決まらない案件」に似ています。

エージェントは時間を“成果に直結する求職者”に割く傾向があるため、結果が出にくい状況が続くと、自然と後回しになってしまうのです。

② あなたの希望条件が厳しすぎる

「年収は上げたいけど、残業は少なく」「業界も勤務地も変えたくない」──こうした条件が重なると、紹介できる求人が一気に減ります。 営業に例えるなら「予算はないけど最高品質が欲しい」と言う顧客と似ています。

エージェントも「この人に合う案件がない」と感じると、提案が止まり、連絡も減っていきます。 少し条件を緩めるだけで、対応スピードが一気に変わることも多いです。

どうしても譲れない条件1~2つ以外は対応可で臨みましょう
内定が出た段階で交渉できることもあります。

③ 面談後に熱意が伝わっていない

エージェントは面談で“本気度”を見ています。 「いい求人があれば…」「検討中です」といった受け身の姿勢だと、「すぐ動く人ではない」と判断され、優先順位が下がります。

営業で言えば「購入意欲の低いお客様」へのフォローが後回しになるのと同じ。 逆に「この業界で働きたい」「この会社に挑戦したい」と具体的に伝えれば、担当者のスイッチが入ります。

ただ、やっかいなのは最初にビズリーチなどからメッセージが届くときに「まずは話を聞くだけでも」「もし合わないようでしたら他にも紹介できる案件がありますので」など、とりあえず繋がっておけば色々と紹介できますというような文言でお誘いしてくるケースが多く、なるほどと思い、いざ話を聞くとメッセージを送った際に紹介した案件しか持っていなかったりすることが多かったです。転職活動の開始直後はそういう言葉をそのまま受け止めて話を聞いていたので後から連絡が来なくなったというケースが非常に多かったです。

話を聞いてヘッドハンターの紹介したい案件に興味があれば、応募の意志がある、
続きが聞きたいなどの反応をしましょう。そして応募しちゃいましょう!

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④ 求職者数が多く、リソース不足

転職市場が活発な時期は、1人のエージェントが数十名の求職者を抱えることもあります。 営業でいう“案件過多”状態です。

この場合、悪気があるわけではなく単に手が回っていないだけ。 「フォローできる人数に限界がある」という現実があるため、対応にムラが生じます。 あなたの問題ではなく、エージェント側のキャパシティの問題です。

⑤ 採用企業からの返答が遅い

応募後に音信不通になるエージェントが割とありました。書類で落ちたとしてもせめてその結果は知らせるべきかと思うのですが、2週間~1か月何もアクションがなければその時は落ちたと思って次に行くべきかと思います。どうしても気になる場合は連絡を入れてみましょう。

ただ、実際に採用企業側が決めきれずにエージェントに返事をしていないのでエージェントも求職者へ返事が出来ないケースもあります。それでも出来る営業ならば途中経過をちゃんと報告すべきところなので2週間音沙汰がない場合は割り切って次に行きましょう。個人的には1週間は様子を見ても良いと思っています。

個人的見解では2週間音沙汰がなければ次へ行きましょう!

⑥採用企業側ですでに別の人に内定を出してしまっていた

これは大手エージェントであれば、不採用理由に「より良い人が見つかったため」という項目で返事を出してくれます。エージェントによってはそのまま放置というケースもあります。

営業目線で言うと、昨日面談して応募してくれたのに翌日、企業側へ報告したら「すでに決まったよ」と言われて、焦ってしまうケース。応募直後に「実は決まったみたいで…」、と求職者に報告はしづらいので少し間を置いて連絡しようとして忘れてしまう。これも割とあるのではと思います。気づいたら1か月経っていた、今更報告も出来ないので放置しておこうという訳です。

確認したわけではないですが、こういうパターンも想定できることです。営業職を長らくしていると「うっかり」してしまうことは多々あります。それを放置せずにちゃんと次に繋がるように音信不通にならないようにしてほしいものです。


転職エージェントは営業職、結果が出ない求職者には構ってられない

転職エージェントは成果主義の営業職です。 「結果=内定」が出なければ評価も報酬も上がりません。 そのため、どうしても“決まりやすい人”に注力する傾向があります。

これは決して求職者の価値が低いということではなく、「今の市場で決まりやすい層」を優先しているだけです。 営業でいえば、成果の出るターゲットに集中して営業活動を行うのと同じです。

彼らもまた、営業マンとして成果を求める立場。 そう理解できれば、「音信不通」に過剰に落ち込む必要はありません。

1社でも書類通過して面接まで行くと途端に対応が良くなる

これは何人かのエージェントで実際にありました。50社応募して面接したのが5社だったのですが、その内4社の担当営業は、すべて「面接対策をしっかりやって、ダメでも次の案件紹介」という流れになりました。1社は大手エージェントのキャリア担当だったのでその方は、面接がだめだった後でも励ましてくれながら淡々といつものように多くの求人を紹介してくれました。(キャリア担当が紹介してくれる求人は、ピンポイントでないものが多いのでいっぱいある中から選ぶという感じです)

書類通過すると「この人は出来る人」と思われるのか、エージェント側が本気になるようで人間関係が一気に進みます。


結論:転職エージェントが音信不通の場合は次へ行く

もしあなたが営業職なら、“見込みの薄い顧客に固執するより新規を開拓する”大切さを理解しているはずです。 転職活動もまったく同じ。反応が鈍いエージェントを待ち続けるより、自分を理解してくれる担当者を探すほうが早いです。

実際、エージェントにも得意分野や人間的な相性があります。 あなたを正しく評価してくれるヘッドハンターや担当者は、必ずどこかにいます。 切り替えの早さこそ、営業職が持つ最大の武器です。

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営業職として培ってきた「切り替え力」を発揮して、次の一歩を踏み出しましょう。 それが、40代以降の転職を成功に導く最短ルートです。


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