この記事にはプロモーションが含まれています

転職エージェントを使うとき、「担当体制」を気にしたことありますか? 私は正直、最初まったく意識していませんでした。キャリアアドバイザーが面談して、企業を紹介してくれる──それが以上の認識がありませんでした。でも実際に、片面型(キャリア担当とリクルート担当が別)と、両面型(同じ人が両方を担当)のエージェントを使ってみたら、似て非なるものでした。 同じ「転職支援」でも担当体制が違うだけで、想像以上に印象が変わりました。
この記事では、私が両方のタイプを利用して感じた「リアルな違い」と、「どんな人にどちらが合うのか」を体験談を交えて紹介します。どちらにもメリット・デメリットがあります。
第1章:そもそも転職エージェントの担当体制とは?
キャリアアドバイザー(CA)とリクルーティングアドバイザー(RA)の役割
転職エージェントの多くは、片面型を採用しています。 求職者と面談してサポートするのがキャリアアドバイザー(CA)、企業とやりとりして求人を獲得するのがリクルーティングアドバイザー(RA)。 つまり、あなたの担当者と企業担当者は別の人です。
両面型とは?
一方で、両面型は同じ人がCAとRAの両方を担当します。 求職者の希望も企業のニーズも直接把握しているため、情報の行き違いが起こりにくいのが特徴です。 JACリクルートメントやエンワールドジャパンなどが代表的な例ですね。
いわゆる”ヘッドハンター”としてコンタクトを取ってくる方も転職エージェントの両面型営業と見て良いと思います。自分の経験上100%そうでした。
第2章:片面型エージェントを使って感じたこと
メリット:専門性が高く、案件が多い
最初に利用したのは、片面型の大手エージェント(Doda・リクルートエージェント)でした。 業界ごとに専門の担当がいて、求人の数は圧倒的。 CAは面接対策や書類添削が丁寧で、「転職活動の型」をしっかり作ってくれた印象です。
デメリット:情報伝達のラグがある
一方で、紹介される求人の背景や、企業が本当に求めている人物像が伝わりにくいことも。 企業担当(RA)と直接話せないため、「どうして自分がこの求人に推薦されたのか」が曖昧なまま進むケースもありました。あくまでCAがRAからの情報をもとに勧めてくるので、実際に合うかどうかの肌感はRAの直接の判断でない分、ちょっと弱い印象を受けました。
↓合わせて読みたい↓
▶【体験談】40代でDodaを使って分かった本当の価値|おすすめポイント3選
第3章:両面型エージェントを使って感じたこと
メリット:話が早い・深い・ミスマッチが少ない
両面型の代表格はJACリクルートメント。 担当者が企業とも直接つながっているので、求人背景や面接担当者の印象や性格まで把握していました。 そのため、紹介される案件がピンポイントで、面接準備も非常に的確でした。
デメリット:担当者の力量に左右される
ただし、担当者が忙しいとレスポンスが遅くなったり、求人の幅が狭かったりする点は弱点。 一人がすべてを担う分、担当者の経験や人脈によって結果が大きく変わります。
私は両面型のエージェントとは複数の方とかかわりましたが、いわゆる音信不通になる人もいればいつもレスポンスが早く、頼りになる方まで様々でした。
大きなデメリット:自分に合う求人が少ない
これが大きなデメリットでした。ヘッドハンターもそうですが、特に最初の接触は全部一つの求人紹介のためでした。そのためその求人で書類審査が通らないと、ではまたの機会にとつながりがなくなることも多かったです。
でも、面接まで行くと採用企業のことも深く知っているので面接対策や最後の交渉も安心して任せられました。また面接が進む案件が出てくると、それがだめだった時のために新しい案件を紹介してくれるケースもありました。
お基本的には一つの求人で接触してくるので、ミスマッチは少ない分紹介案件も最初の段階ではほぼないため浅い付き合いになるケースが多かったです。
↓合わせて読みたい↓
▶【体験談】ハイクラス転職の代名詞とも言えるJACリクルートメントを使って転職に成功した話
↑ハイクラス転職へのチャレンジ↑
第4章:片面型と両面型の決定的な違い
両方使って一番感じた違いは、「情報の精度」と「スピード感」です。
- 片面型:広く多くの求人を紹介してもらえるが、企業のリアルな内情までは届きにくい。
- 両面型:求人の数は少ないが、紹介精度が高く、スピードが早い。
転職が決まるまでのスピードでいえば、両面型のほうが圧倒的に早かったです。 企業側の反応もすぐに共有されるため、修正や対策がすぐできました。
第5章:どんな人にどちらが合う?タイプ別おすすめ
片面型が合う人
- 幅広い業界・職種を検討したい人
- 転職活動の基礎を学びたい人
- じっくり比較検討したい人
未経験分野や初めての転職なら、片面型のほうが安心感があります。キャリアアドバイザーがついてくれるので最終的に企業紹介まで行きますが、その手前段階でのサポートが手厚い印象でした。
両面型が合う人
- 業界経験者や管理職クラスの人
- スピード感を重視する人
- 企業の内情まで踏み込みたい人
40代以上やキャリアに深みのある層は、両面型のほうがマッチしやすいと感じました。
第6章:実際に使ってみて感じた「担当者との距離感」
一番の違いは、担当者との距離感でした。 分業制ではCAとのやり取りはLINEでするケースが多く、親身に相談を聞いてはくれるものの少し事務的な印象を受けました。おそらくかなりの人数とやり取りされるため少し距離を感じるのかもしれません。 両面型は担当者と“二人三脚”で進む感覚です。 その分、信頼関係が深まりやすく、「この人のために頑張ろう」と思える瞬間もありました。
結局のところ、転職活動は“人と人”です。 担当者が変わるたびにリセットされるより、最後まで同じ人が伴走してくれるほうが、私には合っていました。
第7章:まとめ|転職エージェントは「担当体制」で使い分けよう
片面型と両面型の使い分けまとめ
| 片面型 | 両面型 | |
| 求人の数 | 多い | やや少なめ |
| スピード感 | 遅め | 早い |
| 情報の精度 | やや浅い | 深い |
| 担当者との距離 | やや遠い(人による) | 近い |
| おすすめ層 | 初めての転職 | 経験者・管理職クラス |
ビズリーチなどで接触してくるいわゆるヘッドハンターは、ほとんどが両面型でした。ヘッドハンターはピンポイントで紹介したい求人をもって接触を図るので、紹介案件が”ひとつだけ”というのも結構多かったです。
最後に:担当体制は“相性”で選ぶのが正解
転職エージェントは、どちらが優れているという話ではなく、自分の状況と相性で選ぶことが大切です。 私自身、分業制のDodaやリクルートエージェントで基本を学び、両面型のJACリクルートメントの案件で最終的な転職先が決まりました。 両方を経験したからこそ言えるのは、「どの体制でも、担当者との信頼関係が最も大事」だということです。
もしこれから転職エージェントを選ぶなら、ぜひ一度、担当体制にも注目して比較してみてください。 サポートの手厚さやスピード、そして最終的な満足度まで変わってくるはずです。
関連記事:
- 44歳で初めての転職活動で一番お世話になったビズリーチの登録から活用までを詳しく解説!
- 【体験談】40代でDodaを使って分かった本当の価値|25社応募・面接1回でも得られた学びとおすすめポイント3選
- 40代の転職を成功に導くおすすめ転職サービス徹底解説【本音レビュー付き】
👉 転職活動は「担当者の質」で9割決まる。
合わないと感じたら、迷わず他のエージェントも試してみましょう。

