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Doda(デューダ)を実際に使ってみた正直レビュー。40代・初めての転職でも、面接対策や企業とのブリッジで「伴走力」を強く感じました。最終的にDoda経由の内定はありませんでしたが、次につながる学びが多かったです。
この記事の結論
- 結論:Dodaは「求人の幅」と「担当者の伴走力」が強み。
求人票では見えない企業の評価ポイントや人物像の共有、面接対策の具体度が高く、初めての転職でも不安を減らせます。 - 筆者の実績:約25社に応募、面接は1回。その1回に対しても想定問答のブラッシュアップ、企業への推薦(強みの代弁)、求める人材像の共有など手厚い支援を受けました。
- 注意点:内定保証ではありません。職務経歴書の解像度や再現性ある実績、求人選定の軸づくりは自分側の準備が必須です。
Dodaとは?特徴と登録〜利用開始の流れ
「Doda(デューダ)」は国内でも最大級の転職エージェントサービスのひとつ。公開求人・非公開求人ともに層が厚く、幅広い年齢層・職種に対応しています。担当キャリアアドバイザー(CA)と企業担当(RA)が連携する片面型体制で、求人紹介、応募書類の添削、面接対策、スケジュール調整、条件交渉までワンストップで支援してくれます。
個人的には片面型で一番お世話になった転職エージェントでした。
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登録〜利用開始の手順
- Webから無料登録 → 基本情報・職務経歴を入力
- 初回面談(オンライン可)で希望条件・経験をヒアリング
- 求人提案 → 応募先の選定・職務経歴書のブラッシュアップ
- 応募・書類選考 → 面接対策・日程調整
- 面接 → フィードバック・次選考に向けた改善
- 内定・条件交渉・入社サポート
実体験レビュー:25社応募、面接1回。それでも満足した理由
私のケースでは、約25社に応募し、面接に進んだのは1社のみでした。結果としてDoda経由での採用はなかったのですが、サポートの質に関しての満足度は高かったです。具体的には次の3点です。
1. 面接対策の「粒度」が高い(想定質問→回答の言い換えまで)
- 企業担当RAによる情報収集によって事前に面接の質問等を予想・対策の実施
- 回答の骨子づくり(結論→根拠→具体例→再発防止/展望)を一緒に整理
- 40代の転職で見られがちな「再現性」「マネジメント有無」「顧客基盤」を踏まえ、
言い換え表現まで細かく指導
面接が1回だけでも、担当者は直前まで伴走してくれました。特に「実績の再現性をどう語るか」「異業種への可搬性をどう示すか」の整理が有効でした。
もちろん、事前の企業研究は必須です。面接対策をしてくれたから受かるのではなく、「自分が受かるようにちゃんと対策をし本気で行きたい企業」に受かるのではないかと思います。
2. 企業への推薦で「強みの代弁」をしてくれる
応募前後に、担当者が企業へ私の強み・適性を説明してくれました。これは単なる書類の転送ではなく、第三者視点の補足が入ることで、書類の「読み落とし」を防ぐ役割があります。面接確約には至らなくとも、選考の土俵に上げてもらいやすいと感じました。
3. 頻繁に進捗確認をしてもらった
これはキャリアアドバイザーの担当者と私との相性が良かっただけなのかもしれませんが、かなり頻繁にコンタクトを取ってくれていました。コンタクトを取ったからと言って転職活動が進むわけではないのですが、精神安定上良かったです。40代転職活動、孤独になることも多かったですが、ちょっとした連絡があるだけで安心できることも多かったです。
Dodaのおすすめポイント3選(使って分かった推しどころ)
おすすめ1:企業とのパイプが強く「裏側の評価軸」まで届く
求人票の文言だけでは、評価ポイントやNG基準までは読み切れません。Dodaは企業側の温度感や過去選考の傾向を踏まえ、攻めるべき強みと避けるべき地雷を事前に教えてくれます。面接の再現性が上がるので、初めての転職でも無駄打ちが減ります。
おすすめ2:面接対策が手厚く、40代の初転職でも安心
40代の面接では「数字の再現性」「関係構築の深さ」「セルフマネジメント」などがよく問われます。Dodaはこれらに沿って想定問答・逆質問を手伝ってくれ、短時間でも質の高い準備ができます。依頼すればロープレもやってもらえます。
おすすめ3:応募〜調整を代行。判断と準備に集中できる
書類提出、面接日程、企業との連絡などの事務負担を大幅削減。こちらは職務経歴書の精度向上や面接準備に時間を使えます。応募が多いほど恩恵が大きく、私のように25社規模で進める場合は特に助かりました。
面接の候補日は複数の日程で調整してもらえたので、日々の仕事の中でも調整をしやすかったです。
一方で感じた課題・注意点(デメリットも正直に)
- 内定は確定ではない:エージェントがいても、実績の「再現可能性」と転職理由の一貫性を自分の言葉で語れないと厳しいです。もっと言えば語れても内定の保証はありません。もっといい人が見つかればそちらの方を採用します。
- 求人の“広さ”は選定難易度も上げる:数が多い分、軸が曖昧だと応募疲れに。「やらない条件」を先に決めておくとミスマッチが減ります。ただ、出来ないことが増えると応募できる企業の幅が狭まってしまうので最低限にとどめましょう。
- 担当との相性:改善提案が刺さらないと感じたら、要望の言語化や担当変更の相談も検討。幸い私はDodaに関しては、担当の方との相性は良かったと思います。
- 求人紹介メールが多すぎる:これはDodaに限らず大手エージェントを使うと大抵そうなります。確かに40代転職は書類通過率が低くなるため、数をこなす場面は出てくると思います。求人紹介メールが1日20~30通は届いていました。もちろん中には気になる求人もあるのですが、明らかに興味のない求人も多く段々とチェックしなくなるので、もっと絞り込んで送ってもらえると助かると思いました。別でLINEも登録したのですが、こちらは担当者と直接つながるもので、こちらからは担当者お勧め求人が届いてました。
これからDodaを使う人へ:準備チェックリスト
- 実績の棚卸し:売上・粗利・商談数・リード獲得など、指標+再現手段まで言語化。
- 可搬性の証明:BtoB⇔BtoC、業界横断で活きる型(プロセス)を明確に。
- 求人の「やらない条件」設定:年収・勤務地・働き方・商材・既存/新規比率など。
- 面接の型を決める:結論→根拠→具体例→学び/再現 の順で1〜2分に収める練習。
- 逆質問を仕込む:評価指標、商談サイクル、オンボーディング、1年後の期待値など。
①実績の棚卸し
特に直近5年ほどの実績を把握した上で、数字で把握できる項目を洗い出しましょう。
例)売上・粗利・担当顧客数・1日の営業軒数・新規開拓軒数・深耕した顧客の伸長率・KPIに対する達成率など
新規開拓軒数なら・リーチ数→商談数→成約数の様に分けて書き、成約率を出す事もできます。
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②可能性の証明
まったくの同業他社の同業種でなければ、業種や職種、業界など異なるものがありますが、その異なる場所へ移っても変らず実績を作っていける証明。
同業他社の違う職種・・・営業職からバイヤー職などへの職種移動
同じ営業職で異業種・・・食品・飲料から日用品営業などへの業界移動
③求人の「やらない条件」設定
どうしても譲れない条件は転職活動の際に必ずあるはずです。
私の場合は、「勤務地」「転勤がないこと」(子育てのため)でした。「年収」は可能な限り現状維持を目指していましたが、求人内容によっては年収が下がることも受け入れるつもりで応募してました。あれもこれも「譲れない」となってしまうと自分に合う求人を見つけること自体が困難になってしまいます。絶対に譲れない1つ2つに絞ったほうが良いです。
④面接の型を決める
これは実際にはDoda登録時点で必要な項目ではないですが、エージェントの担当と最初に面談をする際に必ず「退職を考えた理由」「現職のどこに不満があったのか」は聞かれます。この部分に関しては、正直な理由はあると思いますが、必ず前向きにとらえてもらえるような理由を考えておきましょう。
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⑤逆質問を仕込む
これは、ご自身がどんな会社へ行きたいのかをイメージすることが重要と思います。応募したい具体的な企業名を浮かべて自分が働くイメージを膨らませておくことも大事です。加えて、自分が調べた企業情報と照らし合わせて、実際の業務に関しての質問を仕込んでいくのが、個人的にはやりやすかったです。自分が働いているイメージを持つことがポイントです。
体験で役立ったテンプレ(面接回答・逆質問の例)
面接回答テンプレ(STAR法)
Situation:背景/Task:課題/Action:行動/Result:結果+学び(再現性)
例)既存大型顧客で離反兆候(S)に対し、失注リスクの因数分解と接点再設計(T)。CX視点の定例化と役員レベルの合意形成(A)で、6ヶ月後に売上110%・粗利改善(R)。学び:関係の質×頻度をKPI化し、他社でも再現可能。
逆質問テンプレ
- 「入社後の6・12ヶ月時点で期待される成果KPIは?」
- 「既存 vs 新規の比率、理想の顧客ポートフォリオは?」
- 「直近で成果を出した方の共通行動は?」
このまま使えばいいという意味ではなく、自分が入社した時を想定し、「私は御社に役立ちたい」という意図が分かる質問が良いです。よくあるのが、給与、有休消化、転勤、残業など働き方やお金の面での質問が多く、これはマイナスになります。
こういった質問は内定が出てからでもできます。そこで合わなければ辞退すればいいだけです。
Dodaはどんな人に向いている?
- 初転職・40代で自分の強みの言語化や面接不安がある人
- 応募を広げつつ、選考の再現性を高めたい人
- スケジュールや連絡の事務負担を減らしたい人
- まず最初に登録するエージェントとして
他サービスとの使い分け(併用のすすめ)
私自身は最終的に他サービス経由で内定となりました。母集団が重ならないケースも多いため、Doda+他1〜2社の併用を推奨します。
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よくある質問(FAQ)
Q.Doda経由で内定が出なかったら、使う意味はありますか?
A.あります。面接の再現性を上げる型や、企業の評価軸理解、職務経歴書の精度向上など、
次の応募で効く学びが多く得られます。
Q.担当者との相性が合わないときは?
A.要望の言語化(例:「異業種可搬性の打ち出しを強めたい」)を先に行い、
それでも改善しなければ担当変更も選択肢です。
Q.40代・管理職経験なしでも利用価値は?
A.十分あります。顧客基盤の引継ぎ手法や関係深耕の型など、
成果の再現性を語れれば評価されます。
まとめ:Dodaの価値は「伴走力」—情報と型で不安を消す
Dodaは、企業の評価軸や人物像の共有、面接対策の具体度、応募〜日程の代行まで、転職活動の不安要素を計画的に潰してくれる存在でした。
今回は25社応募・面接1回・内定なしという結果でしたが、面接の型・自己PRの言い換え・求人選定の軸は確実に洗練。次のチャレンジで活きる土台ができたと感じます。

