44歳で初めての転職に成功したラフのプロフィール

転職活動における心の持ち方
ラフ
ラフ

こんにちは!ラフです。私は44歳で始めて転職活動をして約半年で内定を勝ち取り、20年以上勤めた会社から現在の会社へ転職し年収アップも実現しました。同業他社への転職でしたが、現在は1社目と同様、営業職として奮闘中です!そんな私のプロフィールとして新入社員からの現在までの職務経歴を書いてみたいと思います!

氷河期時代に迎えた就職活動

私は氷河期真っただ中の2002年に新卒の就職活動を行いました。当時20数社を受けて、最終的に中小企業の営業職として内定をいただきました。食品・飲料関係の会社でした。当時、コンサルタントにも興味があり大手の有名企業も受けたりしましたが、私の実力では遠く及ばず結果的に中小企業ではあったのですが、当時の私にはすごく魅力的に見えた会社でした。大学の同期の多くは大手企業に内定をもらう中、自分は、、、という想いもなくはなかったですが、自分なりに納得のいく結果だったと思っていました。ちなみに大阪の会社です。

入社間もなく、研修期間としてBtoCの販売へ

1か月ほどの研修期間の後、営業職の新入社員はその後の営業職を見据えてBtoCの販売につくことが当時の会社の習わしでした。ここで基本的な商品知識や顧客管理、営業方法などを身に付け約1年ほど勤務しました。

  • 担当顧客数百件の販売管理
  • 効率の良い販売計画
  • 取扱商品の基礎知識

こういったものを身に付けた上で次のステージへと移りました。

地獄のBtoB営業!仕事が終わらず毎日午前様…

次の配属先はBtoBの営業職でした。販売先はスーパーマーケットで取扱商品も前の部署よりもはるかに増えて、他部署の方やメーカーさんとの関わりも急に増えました。とにかく忙しい部署でパソコンスキルもそれなりに求められ、データ管理なども自分で行っていました。また仕入れに関する交渉も自分で行い、顧客であるスーパーマーケットのバイヤーへアポイントを取り商談に向かう、そんな日々が続きました。

月末における請求書の処理や経費精算、上司への報告や他部署との連携など会社員として自分のなすべきをことをなすために、ただひたすらやるしかありませんでした。2年目の立場で言うと自身の仕事のスピードが先輩社員に比べて圧倒的に遅く、毎日午前様ともいえる残業続きでした…

今では、ここまで残業すると会社として問題になると思うのですが、当時は軽い手当のみで残業申請自体がなく今にして思うと時給換算でとんでもなく低い金額で働いていたと思います。

実際、仕事をしていたというよりも目の前にあることをやるのが精一杯でとにかく毎日追われていたように思います。それでも自分なりにパソコンのスキルを身に付けたり、交渉術を身に付けたり、社会人として必要なことはここで学べたようには思っています。

  • スーパーマーケット向きの商品提案
  • バイヤーとの価格交渉
  • 仕入れの価格交渉
  • 企業対企業のBtoB営業
  • 仕入れと営業のスケジュール管理

突然舞い込んできた「無形商材」販売の新規事業の営業職へ

そんな忙しい日々の中で急に新規事業への参画を命じられました。とはいっても中小企業の始める新規事業、人員は私一人。4年目に差し掛かる頃でした。基本的に食品・飲料を扱う会社であったのですが、今回の新規事業ではいわゆる「無形商材」を扱う事業でした。

今では、ある程度当たり前になってきているネット広告営業でした。ぐるなびのようなサービスの販売でした。

全く顧客のない状態からスタートし、何もわからぬまま飛び込み営業をする日々。最初は全く顧客獲得が出来ず、苦しむ日々でした。

その後、会社より少しずつ人員の補充をしてもらい、また別でテレアポのサポートももらい、徐々に新規顧客を獲得していきました。ただ、最終的に2年弱を程営業したのですが、全く結果が出ずその部署は閉鎖されることになりました。使用いただいていた顧客からは残念がるお声もいただけたのですが、利益が出せないため仕方のない結果だったと思います。

最終的に100件ほどの新規を獲得しました。

  • 新規の飛び込み営業
  • 新規のテレアポ
  • 新規顧客からの深耕を図るための営業
  • ターゲットリストに基づく顧客開拓
  • 無形商材の販売スキル

元々やりたかった専門商材の営業職へ

元々、この会社に入社したかった理由の一つがある専門商材を扱いたかったからです。入社時はまだ部署を立ち上げて数年ほどの若い部署で当時の責任者である取締役がぐいぐいを引っ張っていました。入社時にこの部署に私の同期が配属されたことで私自身も希望は出していましたが、すぐにはいけないという状況でした。

ところが2番目に配属されたスーパーマーケット向けの営業時の上司がこちらの部署へ異動になっていてその方がどうも私をこの部署へ移動できるように取り計らってくれたようでした。

この時が6年目でした。

最初の1年半は既存顧客の深耕を中心に

関西エリアでは、既存顧客を中心に深耕を図る営業を行い、結果を出してきました。もともと大阪の会社でしたので地元の顧客が中心で大阪や京都、奈良などを担当しました。

この時期が一番営業として、顧客を回ったように感じます。まだ20代で体力もありとにかく件数を回ることを意識していたように思います。そういうがむしゃらな時期を超えて次のステップへと行きました。

  • 既存顧客との深耕、取引が少ない先も大きく伸ばす
  • 一日の営業軒数を一番意識したとき
  • 若いがゆえにがむしゃらに営業

中四国エリアを担当し、既存顧客と新規開拓を同時に行う

中四国エリア担当時は既存顧客深耕と新規開拓両方を行い、その両輪で3年で約1.5倍の売上を作り上げることに成功しました。加えてその後の担当にも結果が出るように引き継ぐことができました。結果としてその後、更に1.5倍ほどの売上を後任が作ってくれたので私が引き継いだ直後から2倍以上の売り上げ規模に拡大しました。

  • 既存顧客との深耕 → ここが売上大幅増の中心
  • 新規開拓 → 将来、長く取組める先様との新規契約
  • BtoB営業、ルート営業、新規営業、スケジュール管理
  • 出張中心となる営業生活

いよいよ、花の東京へ赴任

ここで私なりの成果を出したことで2012年から東京へ赴任することになります。

やはり、東京というマーケットは日本No1というだけあって、関西と中四国を担当してきた私からするとそれは大きな差でした。夜に光り輝く六本木ヒルズを眺めながら、「俺はここ東京で勝負するんだ!」と意気込んだのを覚えています。

東京へ赴任してからは首都圏エリアを担当し、既存顧客深耕と新規開拓、ここでも両方をこなすことで異動直後から3年で部署売上の大幅増に貢献します。そして、他のメンバーの退職や人員補充などで人の入れ替わりもありながら部署の中心メンバーとして活動を続けていきました。

  • 事業部内で一番の売上を獲得
  • 最重要顧客の担当
  • 後輩メンバーの育成
  • BtoB営業、ルート営業、新規営業

そうする中でやってきたのがコロナでした。

コロナ禍においては、テレワーク中心で特に2020年~2021年にかけては営業活動がままならず、いつかコロナ禍が明けるであろうことを想定していつでも動けるように準備することと、すぐには戻らない売り上げを少しでも取り戻すことに注力しました。そして、2022年後半から2023年にかけて一気にコロナ禍での売り上げ減を取り戻し、コロナ前の水準にまで戻しました。

そういう20年をすごしたのち、2023年末ごろから転職活動をスタートし、2024年初めから本格化させ、5月終わりごろに現在の職場から内定をいただきました。

20年以上勤めた会社での経歴を振り返って

こうやって見て頂くと私の場合は、異動が割と多く、特に入社後最初の5年で4部署を経験しています。これが私にとっては非常にいい方向に働いたと思っています。望んで配属された部署もあれば、そうではなかった部署もありますが、すべてが自分の経験の中で地となり肉となり今に生かされているように感じます。

  • BtoB営業
  • BtoC営業
  • 有形商材
  • 無形商材
  • 既存顧客営業
  • 新規営業

期間はバラバラですが、おおむね営業としてできる経験はやってきています。現在の会社は前の会社から見て同業他社にあたりますが、上のような経験をしたことから実際には転職活動でいろいろな会社を受けてきました。これらの経験があったからこそ、同業他社以外の会社も多く受けることにチャレンジが出来ました。

ご自身の勤めてきた会社での経歴をぜひ振り返ってほしい

同じ会社に20年勤めた方ならわかると思いますが、少なくとも1部署で20年ということはないと思います。営業の方なら少なくとも営業担当エリアは変わるでしょうし、バックオフィスを経験される方もいらっしゃるでしょうし、HRのような全く違う部署を経験されている方もいらっしゃると思います。

人それぞれに背景が異なります。でもそれは貴方の個性ともいうべきものです。指紋のように一人一人違うものです。それはちゃんと自分の記憶だけではなく、一度思い出せるだけ細かく書き出してご自身の経験を振り返ってみてほしいです。その経験の中で他社が光るものを見つけてくれるかもしれません。

これがのちの職務経歴書につながってきます。職務経歴書はもっと年月や数字のことを簡潔に書いていく必要がありますが、こういう振り返りがその一歩だと思います。私は営業職経験しかないので営業職に関して書きますが、20年も務めた方は必ず人とは違う輝く経験があるはずです。そういった経験をちゃんと書き出し、自分の成果として褒めて上げる。

20年勤めて今後自分がどうしたいか分からない方、まずはここから始めてみてはいかがでしょうか。

まずはここから続きを読んでください。

40代で「辞めたい」と思ったら|決断の前に読んでください