辞める決心がついたら最初にやること7選|40代営業が後悔しない退職準備ロードマップ

40代 会社 辞める 決心 不安 解消法  転職に対する考え方
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「もう辞めたい…」ではなく、「辞める決心がついた」。そこまで腹が決まったなら、次に必要なのは“勢い”ではなく手順です。

40代の転職は、退職してから動くより、在職中に転職活動→内定→入社確定→退職の順で進めた方が、年収・条件・メンタルの面でリスクを最小化できます。

この記事では、私の実体験も踏まえながら、後悔しないための準備5ステップを「今すぐできる順番」でまとめます。まずは落ち着いて、ひとつずつ進めていきましょう。

この記事でわかること

  • 40代が「辞める決心がついた」直後にやるべき優先順位
  • 在職中に転職活動を進めるメリットと注意点
  • 内定後〜入社確定〜退職までの安全な進め方

~転職活動における事前準備~
転職活動の始め方|転職活動を始める前にやるべき5つの準備

ステップ1:まずは「辞める理由」を言語化して、転職の軸を作る

辞める決心がついたときほど、気持ちは揺れます。だからこそ最初にやるべきは、退職届ではなく転職の軸づくりです。

なぜ辞めたいのかを3つに分ける

  • 仕事内容(やりがい・裁量・商材・顧客など)
  • 環境(上司・評価制度・残業・人間関係など)
  • 条件(年収・勤務地・働き方など)

ここが曖昧なまま転職活動を始めると、面接で話がブレたり、内定後に「なんか違う…」となりやすいです。

40代転職では何を重視する?後悔しないためのポイント5選【年収?働き方?福利厚生?】

「年齢が不利」という思い込みは一度外す

40代は不利だと言われがちですが、年齢だけで諦める必要はありません。特にネットでよく見る「35歳転職限界説」が頭に残っている方は、まず“正体”を知っておくと不安が整理されます。

35歳転職限界説は本当か?44歳で転職した営業職が実体験で検証した記事はこちら

ステップ2:在職中に「転職活動の土台」を作る(棚卸し・職務経歴書・希望条件)

辞める決心がついたら、次は動ける状態を作ります。ここを固めると、求人選び・面接・年収交渉が一気にラクになります。

キャリアの棚卸し(強みの再現性を言葉にする)

  • 直近3年の成果(数字)
  • 成果を出したプロセス(工夫・仕組み)
  • 再現できるスキル(提案力、関係構築、課題発見など)

↓合わせて読みたい↓
40代営業職の転職は「棚卸し」が9割|強みが明確になるキャリア設計術

希望条件は「絶対条件」と「妥協条件」に分ける

  • 絶対条件:譲れない(例:勤務地、年収下限、働き方)
  • 妥協条件:相談できる(例:業界、商材、出社頻度)

条件が曖昧だと、紹介される求人が散らばって疲れます。

職務経歴書は“読まれる順番”で整える

最初の数行(要約・強み)で「会う価値」が伝わる形にしておくと、書類通過率が変わります。

職務経歴書は40代転職において大変重要です。きっちり整えていきましょう!
40代営業職の職務経歴書の書き方|通過率を上げる実例&コツ5選

ステップ3:転職活動を開始する(エージェント・求人応募・面接の進め方)

ここで初めて「転職活動」に入ります。40代は、闇雲に応募するより精度が大事です。

まずは転職サービスを“複数”使う

40代は案件の質と相性差が出やすいので、1社だけだと機会損失が起きます。複数使い、求人の幅と担当者の当たり外れを分散しましょう。

私は転職エージェント・サイトに10以上登録しましたが、いくつか40代でおすすめする転職エージェント・サイトをご紹介しておきます。

応募は「勝ち筋のある求人」に絞る

  • 過去の経験が活きる(業界・顧客・商材・営業スタイル)
  • 求める人物像に自分がハマる(即戦力要件の一致)
  • 転職の軸(ステップ1)が満たせる

↓合わせて読みたい↓
40代営業職の転職で押さえるべき必勝3パターン

面接は“退職前提”ではなく“入社前提”で話す

在職中に動く場合、「いつ退職できますか?」への回答は重要です。焦って退職を約束せず、内定後に調整する前提で現実的なスケジュールを提示しましょう。

【40代転職の面接対策】必ず聞かれる3つの質問と回答テンプレート

ステップ4:内定を取ったら「入社確定」まで詰める(条件交渉・オファー確認・不安の解消)

40代で一番やってはいけないのが、内定が出た瞬間に退職へ走ることです。必ず「入社確定」まで詰めてから退職に進みます。

オファー条件は“書面”で確認する

  • 年収(基本給・賞与・インセンティブ)
  • 試用期間の条件
  • 勤務地・転勤有無
  • 働き方(出社頻度・フレックス等)

年収交渉は「根拠」と「落としどころ」を用意する

感情ではなく、現職年収・実績・市場水準を根拠に。落としどころ(最低ライン)も決めておくと交渉が安定します。

入社日を確定し、書面(内定通知/オファーレター)を受け取る

ここまで揃って初めて「退職」へ進みます。口頭の内定だけで辞めないのが鉄則です。

ステップ5:入社確定後に「退職」を進める(引き継ぎ・伝え方・揉めない段取り)

最後が退職です。理想は、入社確定 → 退職意思を伝える → 引き継ぎ → 退職の順番。ここまで来れば、かなり安全に着地できます。

退職を伝えるタイミングと伝え方

  • 基本は上司へ最初に伝える(社内ルールがある場合は遵守)
  • 理由はシンプルに(不満の列挙はしない)
  • 退職日・有給消化・引き継ぎ計画をセットで提示

引き継ぎは“見える化”が正義

顧客情報、案件状況、関係者、次アクションを一覧化。引き継ぎ資料を作ると、円満退職しやすくなります。

退職後の空白期間は作らない(原則)

40代での空白期間は不安が増えやすいです。入社確定後に退職へ進めば、空白なく次のステージに移れます。

まとめ:辞める決心がついたら、手順で勝つ

  • 転職の軸を作る(感情を言語化)
  • 在職中に土台を作る(棚卸し・書類・条件)
  • 転職活動を開始する(精度重視)
  • 内定は「入社確定」まで詰める(書面・条件)
  • 入社確定後に退職へ(円満・空白期間なし)

「辞める決心がついた」状態は、人生を動かす大きな分岐点です。勢いではなく、順番を守って進めれば、40代でも転職は現実的に成功できます

登録しておきたい転職エージェント・サイト