40代の転職は「年収が上がれば成功」「内定が出ればゴール」――そう思っていませんか？
実は、転職自体は成功しているのに、あとから後悔している40代は意外と多いです。私自身も44歳で初めて転職を経験し、「これは間違えると後悔するな」と感じた場面が何度もありました。
この記事では、40代営業職が転職で後悔しやすい“3つの勘違い”を実体験ベースで解説します。先に結論を言うと、後悔の原因は「能力不足」ではありません。判断軸の勘違いです。
この記事でわかること
- 40代転職で後悔しやすい人の共通点（勘違い3つ）
- 後悔しないための判断軸（年収・エージェント・営業経験）
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40代転職で「後悔する人」が意外と多い理由
40代の転職は、20〜30代とは意味がまったく異なります。にもかかわらず、若い頃と同じ感覚で判断してしまう人が少なくありません。
年収アップ・内定＝成功とは限らない
年収が上がった／内定をもらえた／有名企業に入れた――これらは確かに「成果」です。ですが、それだけで成功・失敗を判断すると、入社後にズレが生じやすくなります。
転職後に気づく「こんなはずじゃなかった」
- 思ったより裁量がない
- 評価制度が合わない
- 営業スタイルが合わず成果が出ない
こうした違和感は、転職前の勘違いが原因であることがほとんどです。
勘違い①「年収が上がれば転職は成功」
これは、40代転職で最も多い勘違いです。
年収アップだけを軸にすると失敗しやすい理由
40代になると、年収は「これまでの積み重ねの結果」です。そのため、年収が下がる＝失敗／年収が上がる＝成功と考えがちですが、これは非常に危険な判断軸です。
年収だけで決めると見落としやすいこと
- 働き方（裁量・残業・出張・リモートなど）
- 求められる役割（プレイヤー／マネジメント／新規開拓など）
- 将来の選択肢（次の転職難易度・市場価値）
実際に私も転職先の役割が新規開拓メインのため、経験値として既存の深耕を得意とする私は最初苦労が絶えませんでした。結果的に何とかこなせるようにはなりましたが…
実体験｜年収より重視すべきだったポイント
私自身も、年収は前職と同等以上を意識しました。ただし最終判断で重視したのは、次の3つです。
結果として「納得感のある転職」につながりました。
※年収軸の考え方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
勘違い②「転職エージェントが正解を教えてくれる」
これも非常に多い勘違いです。
エージェントは味方だが「主導権は自分」
転職エージェントは頼れる存在ですが、あなたの人生の責任を取ってくれるわけではありません。
- 紹介されたから応募する
- 勧められたから進める
という姿勢だと、後悔につながりやすくなります。
薦められた求人が自分自身に興味が薄いものだったら応募するにしても練習だというぐらい割り切っても良いと思います。
提案された求人を鵜呑みにしてはいけない理由
エージェントには、ノルマ／得意な業界／企業側との関係性があります。そのため、必ずしもあなたにとって最適な求人だけが来るわけではありません。必ずご自身で求人の内容を精査して気になることは納得いくまで質問しましょう。
44歳で気づいた「使われる側」から「使う側」への転換
私が転職活動で意識したのは、次の姿勢でした。
- 判断は必ず自分でする
- 違和感は言語化する
- 複数エージェントを比較する
エージェントとの距離感は、こちらの記事も参考になります。
勘違い③「営業経験があればどこでも通用する」
営業職は汎用スキルと思われがちですが、これは半分正解で半分間違いです。
営業職にも「向き・不向き・相性」がある
- 有形商材／無形商材
- 新規開拓／ルート営業
- 個人向け／法人向け
これらが変わると、求められる力は大きく異なります。
業界・商材・営業スタイルを甘く見る危険性
「営業経験があるから大丈夫」と考えて転職すると、成果が出ない→評価されない→自信を失う…という負のループに陥りやすくなります。
40代営業職が転職前に必ずやるべき「棚卸し」
- どんな商材で成果を出してきたか
- どんな顧客層が得意か
- どんな営業スタイルが合うか
これを整理せずに転職すると、後悔の確率は一気に高まります。
営業職の相性・選び方については、こちらもおすすめです。
後悔しない40代転職のために見直すべき3つの視点
判断軸を「短期」から「中長期」に変える
40代の転職は「次が最後」になる可能性もあります。だからこそ、3年後どうなっていたいか／その会社で成長できるかを基準に考える必要があります。
転職活動は「情報戦」である
エージェント・口コミ・実体験ブログなど、情報を集めた人ほど、後悔しにくい転職ができます。
▶「OpenWorkの使い方＆口コミ活用術｜失敗しない企業研究5ステップ」
40代の転職は「選ぶ力」で差がつく
企業に選ばれるだけでなく、自分が企業を選ぶ視点を持てるかどうかが分かれ目です。
まとめ｜40代転職で後悔する人と、納得できる人の違い
40代転職で後悔する人に共通する勘違いは、次の3つです。
- 年収が上がれば成功
- エージェントが正解をくれる
- 営業経験があればどこでも通用する
転職はゴールではなく「再スタート」。勘違いを避け、判断軸を整えるだけで、後悔する確率は大きく下げられます。
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FAQ（よくある質問）
Q. 40代転職で後悔する人は多いですか？
A. 多いです。特に年収や内定だけで判断すると、入社後にギャップを感じやすくなります。
Q. 40代営業職が転職で一番注意すべき点は？
A. 営業経験を過信しないことです。業界・商材・営業スタイルの違いを見極める必要があります。
Q. 転職エージェントはどこまで信用すべき？
A. 情報源としては有効ですが、最終判断は必ず自分で行うべきです。
