転職で何を重視する?後悔しないためのポイント5選【年収?働き方?福利厚生?】

転職を成功させるには「自分にとって何が一番大事か」を明確にすることが重要です。
特に40代以降の転職では、収入だけでなく、ワークライフバランスや柔軟な働き方、福利厚生まで多角的に判断する必要があります。
この記事では、転職活動の軸を定めるためにチェックすべき「重視ポイント5選」を徹底解説します。

1. 転職で収入は本当に上がる?年収アップを狙うなら事前確認すべきポイント

転職を考える際、「今より収入を増やしたい」と願うのは自然なことです。
ただし、求人票に記載された「年収例」や「モデル年収」だけを見て決めてしまうと、入社後にギャップを感じることがあります。

たとえば「想定年収500万〜700万円」と書かれていても、入社直後は500万円スタートだったり、インセンティブ含みで700万円に到達するには数年かかるケースも少なくありません。

  • ベース給与(固定給)の金額と賞与の仕組み
  • 昇給頻度や過去実績
  • 各種手当(住宅・家族・通勤など)の有無
  • インセンティブや歩合給の仕組みと達成率

収入面での期待が大きいほど、信頼できる情報をもとに冷静に判断することが転職成功の鍵になります。

あと、40代の転職においてもっと重要なのが「その会社の年収アップのポテンシャル」です。私の場合は前職で現場職の中で行ける一番上まで等級が上がってしまい、これ以上今のままでは年収を増やす余地がなくなってしまいました。それでも営業の現場で仕事がしたかったのでその会社の年収のポテンシャルを知っておくことは重要です。ただ、上場企業でないと一般的には公開されていないので私はOpenWorkでその企業の情報収集をしました。

2. ワークライフバランスは整っているか?残業や休日出勤の実態も要チェック

働き方改革の影響で、多くの企業が「残業少なめ」「働きやすい環境」などと謳うようになりましたが、実際の職場の空気感や文化は求人票ではわかりません。

月の残業時間、突発的な休日出勤の有無、有給取得率などは、エージェントや社員の口コミから具体的な実態を確認しましょう。

  • 平均残業時間は月20時間以内か
  • 休日出勤が常態化していないか
  • 有給取得が職場内で推奨されているか

「転職しても生活の質が変わらなかった…」とならないよう、業務量と私生活のバランスが取れるかをチェックしましょう。

営業職において私が重要視していたのは「給与が残業手当込みがどうか」です。営業職の場合、ある程度残業が必要なケースが出てくるものだと思っています。実際は残業手当込みが良いケースと、残業手当はない方が良いケースがあります。

私の場合は「残業手当は申請分」から「一定の時間は残手当込み」という会社へ移りました。

どちらが良いかは人によると思っています。その違いについては別記事で書いていきます。

3. フレックスタイムや休日制度は柔軟か?働く時間と休みの取りやすさを確認しよう

柔軟な働き方ができる企業は、働きやすさの面でも社員満足度が高い傾向にあります。
フレックスタイム制度や時差出勤制度の有無だけでなく、完全週休二日制かどうかも要確認です。

  • 始業・終業時間の調整が可能か
  • 有給休暇を使いやすい風土があるか
  • 年間休日は120日以上あるか

また、「完全週休2日制」と「週休2日制」では意味が異なるため注意しましょう。
育児や介護などと両立したい方には、特に重要なポイントになります。

「完全週休2日制」とは?

毎週、必ず2日間休みがある制度です。
たとえば、毎週土・日が休みの場合がこれにあたります。

  • 週に2日、確実に休める
  • 土日固定とは限らず、水・日などもあり得ます
  • 法律で定められているものではなく、会社の制度です

🔹 ポイント:毎週、必ず2日休めることが保証されている!


✅ 「週休2日制」とは?

1か月のうち、1週だけでなく、複数週で2日休める週がある制度です。
つまり、「週に1日は必ず休みで、月に1~2回は週2日休める」というケースが多いです。

  • 毎週2日休みとは限らない
  • たとえば「月に8日休み」といった運用もあり
  • 労働条件通知書や求人票に注意が必要

🔹 ポイント:**「毎週」ではなく、「月の中で何回か週2日休みがある」**という意味

4. 在宅勤務や直行直帰は可能?柔軟な働き方ができるかが今後の満足度を左右する

コロナ禍以降、働き方の多様性が進み、在宅勤務や直行直帰などの柔軟な勤務スタイルを導入する企業が増えました。しかし「制度がある」ことと「使える環境がある」ことは別物です。

  • フルリモート勤務は可能か?
  • 週何回まで在宅が許容されているか?
  • 上司やチームがリモート勤務に理解があるか?

営業職の場合は、職種や会社にもよりますが、

  • 午前中内勤→午後から営業
  • 午前も午後も営業活動→夕方貴社
  • 午前中から夜まで出っ放し

このようにざっくり分けられると思いますが、例えば午前中内勤で午後から営業の場合、午前中に在宅勤務が週に1回でもできれば、負担はかなり減ります。また夕方に帰社するケースの場合、直帰して日報などの処理は帰宅後、在宅でできれば会社へ戻る負担がなくなります。営業職は自己管理という前提である程度時間の使い方が自由な部分があります。そのような自由な働き方に対応している会社かどうかは転職を目指す人にとってはかなり重要な要素になると思います。実際に私の場合は、前職でも現職でも在宅勤務、直行直帰いずれも認められていました。この点に関してはどちらもよかったのですが、逆に認められている会社から認められていない会社へ転職してしまうとかなりのマイナスポイントになってしまいます。

そういう後悔をしないためにも面接時には必ず聞くようにしましょう。

5. 福利厚生の充実度は?住宅手当・退職金・育児制度など長く働くための支援体制をチェック

福利厚生は、給与に現れない「会社の優しさ」とも言えます。
企業によっては、年収が同じでも福利厚生の違いで年間数十万円の差が出ることもあります。

  • 住宅手当や家賃補助の有無
  • 退職金制度の有無と支給条件
  • 育児・介護支援制度の実績
  • 社員持株会や財形貯蓄などの資産形成制度

今すぐ必要でなくても、将来的に必ず役に立つ福利厚生が整っている企業は、長く安心して働ける環境と言えるでしょう。やっている会社は求人票にちゃんと書いているケースが多いです。逆に書いていないことは対応していない可能性もあり、気になる点は確認したほうが良いと思います。

まとめ:転職活動は「自分にとって譲れない条件」を明確にすることが第一歩

転職は、ただ職場を変えるだけではありません。
「理想の働き方」や「将来像」を叶える手段でもあります。
今回ご紹介した5つの視点をもとに、自分が本当に重視したい軸を見つけてみてください。

すべてが完ぺきな職場は基本的にないです。でも貴方にとって大事なこと、それをちゃんと見つけて優先順位をつけていきましょう。年収が増やすことだけが目的ではないはずです。理想に近づけるように大事なことはちゃんと事前にまとめるようにしてください。

そして、理想に近づくためには情報収集がカギです。
求人票の条件だけに頼らず、エージェント確認する、OpenWorkで確認するなど、今はチェックする方法がいくつもあります。納得するまで調べることも大事だと思います。貴方の一生に関わることですから。

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