転職活動の平均期間はどのくらい?40代営業職の実例

転職活動にかかる期間は? 転職エージェント
ラフ
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こんにちは!ラフです。44歳で初めての転職を成功させた私の実体験をもとに転職活動期間についてお話をしていきます。私自身は半年で内定をいただきましたが、実際はもっと時間がかかるつもりで活動をしていました。一般的にはどうなのでしょうか?

転職活動の平均期間はどのくらい?40代営業職のリアルな実例

40代で営業職の転職を考えたとき、多くの方が気になるのは「転職活動の平均期間はどれくらいか?」という点です。20〜30代の転職では比較的短期間で内定が決まるケースもありますが、40代になると事情は異なります。本記事では、一般的な転職期間の目安に加え、私自身が経験した約半年にわたる転職活動を実例として紹介します。これから転職を考える方の参考になるよう、具体的な活動内容も詳しく解説します。

一般的な転職活動の平均期間

転職サイトやエージェントの統計によると、転職活動の平均期間はおおよそ3〜6か月とされています。20代や30代前半では3か月以内に内定を得るケースが多い一方、40代営業職では半年以上かかる傾向があります。

特に40代の営業職における転職活動が長期化しやすい理由は以下の通りです。

  • 求人数そのものが若手層に比べて少ない
  • 即戦力性や専門性が強く求められる
  • マネジメント経験や顧客基盤の有無が採用判断に大きく影響する

このため、40代の転職では半年以上の期間を前提に計画を立てることが重要です。

私の実例:40代営業職で半年かかった転職活動

私は44歳で初めて転職活動を行いました。結果として内定までに約半年を要しました。その流れを具体的に振り返ると、次のようになります。

① 職務経歴書・履歴書の作成(1か月目)

ほかの記事でもお伝えしていますが、転職活動を決めたらまず初めすることは「職務経歴書・履歴書の作成」です。理由は転職エージェントの登録に必要だからです。これを作成していないとまず登録すらできないので、まずは簡易版でもご自身の入社~現在までの職務経歴を書き起こしましょう。私の場合は以下のような感じでした。

職務経歴書

・2003年4月 株式会社○○ 入社
・2003年5月 株式会社△△(系列会社) 営業部配属
・2004年9月 株式会社□□(系列会社) 営業第一部配属
・2006年2月 株式会社▼▼(系列会社) 営業部配属
・2007年10月 株式会社○○(本社) ●●事業部配属
  2007年10月~2009年2月 関西エリア担当時 ・・・
  2009年2月~2012年2月 西日本エリア担当時 ・・・
  2012年2月~現在    首都圏エリア担当時 ・・・

まずは時系列でご自身の職務経歴を書き出してください。どのような部署に所属していたか、私の場合は系列会社への異動が複数回あり、面接で「これは転職ではないですか?」と聞かれました。確かに職務経歴書にすると転職を繰り返している人みたいに見えそうです。実際は異動していただけで転職したわけではないのですが、実際に異動のたびに保険証なども変っていたので説明はしにくいですが、1社務めであることは強調しました。

・2003年5月 株式会社△△(系列会社) 営業部配属
一般顧客500軒担当 売上実績●●円(前年比105%)
500軒という多い軒数を担当することで顧客管理の仕方を身に付けた。

・2004年9月 株式会社□□(系列会社) 営業第一部配属
【担当顧客】
スーパーマーケット7企業
【主な業務】
スーパーマーケット向け商材販売
顧客ごとに合った商材提案及び、マーチャンダイジングの提案
仕入れ交渉及びバイヤーとの価格交渉
【売上実績】
●●円(前年比110%)
【工夫したポイント】
・・・

こんな感じで書いていきます。ここでポイントとなるのが、職務経歴で面接官が一番気にするのは「直近の経歴」ということです。そのため、私の例では2003年からとなっていますが、20年以上前の経歴なんて普通詳細や売上金額など覚えていないです。主要業務、顧客、工夫したポイントなど、客観情報とご自身の経験を踏まえて書いていきましょう。

必要があれば、営業スタイル(新規か既存顧客か)、担当エリア、商談相手(決裁権のある人かない場合が多いかなど)も書き加えていっても良いと思います。とにかく自分のアピールの場なので簡潔にまとめつつ、伝えるべきことはちゃんと伝えるようにしましょう。

具体的な売上金額が必要になるのは直近にいる部署、可能ならその前の部署でしょうか。私の場合は2008年以降は同じ事業部に属していたので、記録として売上を把握していたので約15年間の売上を記載することができました。

営業職の職務経歴書では、「顧客層」「売上実績」「貢献度」を数値で明確に示すことが重要ですが、20年以上前の記録など残っていない場合はどういうことをやってきたのかを明確にしていきましょう。

私はエージェントからのアドバイスを受け、何度もブラッシュアップしましたが、まだエージェント登録前の段階なので、まずはご自身の書ける範囲で書いていきましょう。私は最初に提出した職務経歴書はWordで6枚分になりました。最終的に4枚に圧縮しましたが、20年以上の経歴、一般的に1~2枚とされる職務経歴書に収まるはずがありません。まずはちゃんと書いていきましょう。

履歴書

こちらの方が書くこと自体は客観情報になるので職務経歴書よりは簡単に書けると思います。意外と迷ったり調べたりしたのが、

・学歴の正式な学校名と正式な学科名
・学歴・職歴の年月

どうしても学歴で正式名が分からない場合は学校へ問い合わせても良いと思います。

履歴書自体は私はDodaのページからエクセルでダウンロードしたものを使いました。写真は証明写真でとったものをデータ化してくれるサービスを使ってエクセルに貼り付けました。

【ニーズ別】履歴書テンプレート|無料ダウンロード(Word・Excel・PDF)

② エージェント登録(開始〜1週間)

最初のステップは転職エージェントへの登録です。ビズリーチや大手転職サイトを活用し、スカウト機能や非公開求人にアクセスできる体制を整えました。複数登録して比較検討するのがポイントです。

③ エージェント面談(1〜2週間後)

登録後すぐにエージェント面談があり、経歴や希望条件をすり合わせます。ここで伝えた内容が求人紹介の質に直結するため、具体的なキャリアの強みを準備しておく必要があります。

④ 応募・書類審査(1〜3か月目)

職務経歴書が整ったら応募開始です。書類審査は応募後1〜2週間で結果が出ますが、40代は通過率が下がりやすく、私は50社応募して面接したのが5社でした。

⑤ 面接(2〜5か月目)

一次面接では現場責任者、二次以降は役員クラスが担当することが多く、1社で1か月近くかかる場合もあります。特に営業職では「顧客との関係構築力」「数字を出し続ける再現性」について深掘りされました。

⑥ 内定・条件交渉(5〜6か月目)

最終的に内定を得たのは6か月目。ここで年収・ポジション・勤務地などの条件交渉を行いました。40代の転職では提示条件が希望に満たない場合も多く、事前に譲れない条件を明確にしておくことが大切です。

40代営業職が転職活動で意識すべきポイント

  • 転職活動の平均期間は半年以上を想定(短期決着は例外的)
  • 職務経歴書は数字と実績を具体的に
  • 応募は複数並行で進める(待ち時間を最小化)
  • 顧客基盤や成果の再現性を伝える
  • 条件交渉では優先順位を明確にする

まとめ:40代営業職の転職は「半年スパン」で計画を

転職活動の平均期間は3〜6か月とされていますが、40代営業職の場合は半年以上を前提に計画するのが現実的です。私自身も半年をかけてようやく内定に至りました。重要なのは、焦らず一歩ずつ進めることです。

もし40代で転職を検討しているなら、まずは転職エージェントへの登録から始めてください。その一歩が、半年後の新しいキャリアにつながります。

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