「営業で年収1,000万円」は現実か?40代転職で見えたリアルな条件と成功への道

「営業で年収1,000万円」は現実か?40代転職で見えたリアルな条件と成功への道 営業職について
「営業で年収1,000万円」は現実か?40代転職で見えたリアルな条件と成功への道
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「営業は実力次第で稼げる」と言われますが、年収1,000万円は誰にでも到達できるラインではありません。とはいえ、業界・商材・報酬制度が揃えば、40代からでも現実的に狙える可能性があります。本記事では、40代営業職で年収1000万円は可能か?それについて書いていきます。

営業職で年収1000万円を達成している人は実在する

求人サイトやエージェント経由で、年収1,000万円以上の営業職求人は一定数存在します。特に、BtoB × 高単価商材 × 成果連動型の文脈で多く見られます。達成者は母集団全体では少数ですが、条件が噛み合えば十分に可能です。

1000万円以上の営業職の求人数

doda 約9,000件
リクルートエージェント 約18,000件
※2025年11月7日時点。doda、リクルートエージェントHPより

求人自体は非常にたくさんあります。すべて公開求人です。

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年収1,000万円のチャンスが多い業界・商材(例)

  • IT/SaaS・DXソリューション:企業変革の中核。
    サブスク+ストック収益でインセンも厚め。
  • 金融(法人向け):投資・M&A・リース等で単価が大きい。
  • 不動産(投資・収益物件・法人仲介):大型成約の単価が高くインセンティブの比率も高い。
  • 産業財・設備・機器:製造設備や高額機器は提案単価・影響額が大きい。
  • 外資系メーカー/IT:報酬テーブルが成果連動で上限が高いケースが多い。

一方で、低単価・ルーティン中心・裁量が少ない環境では上限が低く、1,000万円到達は困難です。求人をすべて見たわけではないですが、不動産と保険、金融系営業、IT系営業、コンサルが多い印象でした。あとは、一部外資系メーカーなどがありました。

年収1000万円を狙える営業職5つの条件

① 高単価・高利益商材を扱うこと

商材単価が高いほど、1件あたりの売上・インセンティブも大きくなります。
特に以下のような業界では年収1,000万円を超えるプレイヤーが多く存在します。

  • IT・SaaS(法人向けクラウド、セキュリティなど)
  • 金融(法人向け投資商品、不動産投資、保険)
  • 不動産(投資用、事業用物件)
  • 医療機器・製薬(専門性+高単価)

② 成果報酬型・インセンティブ重視の給与体系

固定給だけでは1,000万円は難しく、歩合制・成果給の比率が高いことで1,000万円が狙えます。
トップセールスは、売上や契約件数に応じてボーナスが数百万円単位になるケースもあります。

③ 決裁権者と直接交渉できるポジション

大口契約や法人営業など、経営層・役員クラスと商談できる環境が重要です。

  • 商談単価が高い
  • 契約スピードが早い
  • 信頼関係を構築できればリピート・紹介が発生する
    これらの条件がそろうと、売上単価・成約率ともに上がります。

④ 高い専門性・提案力を持っている

商品説明型ではなく、「課題解決型営業」「コンサルティング営業」ができる人材が高収入を得やすいです。業界知識・数字分析・提案書作成・プレゼンなどを通じて、顧客に“価値”を売る営業が求められます。IT、医療、金融などの専門業界では特にこのスキルが重要です。

⑤ 競争環境が厳しいが実力主義の企業に属している

外資系企業や成果主義の企業では、年齢・学歴に関係なく結果で評価されます。
「結果さえ出せば昇給・昇格・高額報酬が明確な会社」に身を置くことが、最短ルートです。
例:外資系IT(Salesforce、Oracleなど)、不動産投資会社、外資保険会社など。

40代営業職が1,000万円に到達するための現実的戦略

① 「業界をまたぐ」より「業界を絞る」

40代から未経験業界に挑戦すると、どうしても年収は下がりやすいです。
一方で、今の業界でトップセールスを目指す or 周辺業界に横展開する方が、即戦力として評価されやすく、年収アップにつながります。
例:飲料→食品流通→外食向け商材、など「既存ネットワークを活かせる隣接業界」への転職。

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② 「高単価×成果報酬型」へシフトする

40代では、安定よりもリターンが大きい給与体系を選ぶことが重要です。
固定給重視の企業よりも、「成果がそのまま収入に反映される会社」へ移ることで年収1,000万円が現実的になります。
たとえば:

  • SaaS系IT企業(法人契約で1件あたり数百万円規模)
  • 不動産投資・保険・医療機器など高単価商材
  • 外資系営業職(歩合・インセンティブの上限がない)

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③ 「プレイヤー+マネージャー」のハイブリッドを狙う

40代で管理職を目指すと年収上限が固定されやすいため、自ら数字を動かせる“プレイングマネージャー”が理想です。
「自分でも売れる・チームも動かせる」人材は、報酬交渉の余地が大きくなります。
特に中堅〜の外資系では、このタイプの人材が1,000万円を超えることが多いです。

④ 「既存顧客+紹介営業」で効率を上げる

40代営業職の最大の資産は「人脈」です。
新規開拓で消耗するよりも、既存顧客の紹介・リピートで売上を伸ばす戦略が現実的です。
紹介率が高ければ、時間あたりの売上効率が上がり、成果報酬にも直結します。

BtoBの場合は、給与ベースの高い同業他社へ移ることが出来れば、もともと持っている人脈を活用して転職先ですぐに成績を上げることもできます。BtoBだけでなく、保険などのBtoCの営業でも「既存顧客+紹介営業」で伸ばしている方もいらっしゃいます。

⑤ 「副業・コンサル型営業」で複数の収入源を持つ

40代はキャリアの選択肢を広げる好機でもあります。副業でご自身の経験やスキルを活用することで会社員としての収入とは別の収入減を持つ頃でトータルの年収を上げることもできます。
本業+αの収益ルートを作ることで、実質年収1,000万円超も十分狙えます。

  • 営業代行・業務委託で他社の案件を並行
  • 自分の営業経験を活かしたセミナー・講座
  • SNSやNoteで「営業ノウハウ発信」→マネタイズ

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ハイクラス転職で求められる人物像(営業編)

① 戦略的思考ができる営業

ハイクラスの営業職では、単なる売上数字ではなく、「事業戦略と営業戦略を結びつけられる人」が評価されます。
たとえば、

  • 市場ポジショニングを見極め、狙う顧客層を戦略的に設定できる
  • 価格・利益率を意識し、組織全体の利益に貢献する提案ができる
  • 「売る」よりも「どう勝つか」を考えられる

単発契約ではなく、中長期的に事業をスケールさせる発想が重要です。

② 顧客の経営課題を理解し、提案できる

ハイクラス営業は、「顧客の言葉を聞く」のではなく「経営の課題を読み取る」ことが求められます。この層の営業では、相手が担当者ではなく、経営層であることも多いため、次のような力が必要です:

  • 財務諸表・業界動向・競合比較から課題を推定できる
  • 商品説明ではなく、“経営の課題解決”を提示できる
  • 1社ごとにカスタマイズしたソリューションを構築できる

つまり「商品を売る」ではなく「企業を変える」提案ができる人です。

③ 再現性のある営業プロセスを持っている

ハイクラス営業は、再現可能な仕組みを持つ人です。

  • 商談前の情報収集・仮説立て
  • アプローチ→ヒアリング→提案→クロージングの流れ
  • お客様とのやり取りや進行状況を、営業管理ツールなどで整理・管理すること
    こうした流れを自分のやり方としてまとめ、誰かに教えられるくらいしっかり理解している人は、管理職としても評価されやすいです。

④ チームや組織を巻き込むリーダーシップ

ハイクラス営業では、個人プレーでは限界があります。
提案内容が高度化している今、エンジニア・コンサル・マーケティングなどの他部門と連携できる“社内営業力”が不可欠です。

  • 社内調整や意思決定をスムーズに進められる
  • チームを動かして大型案件を獲得できる
  • 組織に影響を与えられるコミュニケーション力
    こうした「巻き込み力」を持つ人は、転職市場でも強く求められます。

⑤ 数字だけでなく「信頼とブランド」を築ける人

年収1,000万円を超える営業職に共通するのは、「この人に任せたい」と思わせる信頼残高の高さです。

  • 長期的な関係を築き、リピート・紹介を生む
  • 約束を守り、誠実に対応する
  • 自分の市場価値を磨き続ける(資格・発信・学習)
    営業力 × 人間力の掛け算が、ハイクラス転職の決め手になります。

リスクと注意点(期待値コントロール)

① インセンティブ依存による収入の不安定化

高収入を狙える営業職は、多くの場合成果報酬型(歩合制)です。
成果が出れば年収1,000万円を超えますが、景気・案件・担当顧客の状況に左右されるため、
成果が上げられないと一気に年収が下がることもあります。

特に不動産・保険・外資系ITなどでは、

  • 半年で年収1,200万円
  • 翌年は600万円
    といった「波」があるケースも珍しくありません。
    👉 固定給と変動給のバランスを事前に確認することが重要です。

② 結果主義のプレッシャーとメンタルリスク

「結果がすべて」という環境では、短期的な成果を求められ続けます。
契約ノルマ・四半期の数字・上司のプレッシャーなどで、精神的に追い詰められることもあります。

特に40代では家庭や健康の問題とも重なり、成果が出ない期間=自己否定感が強くなる傾向があります。成果主義の環境を選ぶなら、「メンタル耐性」や「オン・オフの切り替え方」も戦略的に持つ必要があります。

私自身、外資系へ転職した後、すぐに結果が出せず焦りと不安で精神的にしんどい時期がありました。メンタルリスクは特に重要であると感じています。

③ キャリアの専門性が偏るリスク

成果報酬型の営業はスキルが「売る力」に偏りがちです。
このため、

  • マネジメント経験が乏しい
  • 企画・分析・戦略立案スキルが身につかない
    といった「キャリアの頭打ちリスク」が発生します。

👉 長期的には、「営業+戦略・企画・データ分析」のスキルを掛け合わせておくことが、50代以降の安定につながります。

私はマネジメント経験がないため、あくまで営業職として評価を得るしかないのですが、やはり年収を上げていくにはマネジメント経験もしていくことが大事なポイントになってきます。

④ 離職率の高さ・環境変化の激しさ

高収入営業が多い業界ほど、人の入れ替わりが激しい傾向があります。

  • 成績不振による早期退職
  • 目標達成後の燃え尽き
  • 社内競争によるストレス

また、外資系では組織再編や人員削減が頻繁に行われるため、「成果を出していてもリストラ対象になる」リスクもあります。

👉 自分の市場価値を常に維持し、「次に行ける準備」をしておくことが大切です。

よくある質問(FAQ)

Q1:管理職経験がなくても1,000万円は狙えますか?
A:プレイヤー高コミッション型で到達するケースがあります。
  高単価×粗利×決裁者商談に強みがあれば十分可能です。

Q2:どのくらいの実績があれば戦えますか?
A:目安として、年商◯億円・粗利◯千万円・新規◯社/年・受注率◯%など、
  3年連続の再現が示せると強いです。

Q3:外資系がやはり有利?
A:成果連動・スピード・透明性の観点で年収上限は高い傾向。
  ただしカルチャーフィットと英語力は要確認

まとめ:営業で年収1,000万円は“戦略次第で現実”

  • 市場には1,000万円超の営業求人が存在。
  • 高単価×成果連動×決裁者商談で到達確度が上がる。
  • 40代は実績の見える化勝ち筋の再現を武器に戦う。

「夢」ではなく、数字と仕組みで勝ち切る。今日からできるのは、過去実績の棚卸しと、次の一手(業界選定・書類刷新・面接準備)です。

1回の転職でいきなり1000万円になるとは限りません。経験を積み複数の転職を重ねることで1000万円を狙っていくのもありだと思います。